なぜ「様子見」ではなく「トレーニング」が必要なのか
これは、お子さんの背骨に不安を抱える親御さんから最も多くいただく相談の一つです。医師から「経過観察(様子見)」と言われると、つい「まだ何もしなくていい段階なのだ」と安心しがちですが、実はこの「様子見の期間」こそが、お子さんの将来にとって最も重要なターニングポイントとなります。
30年前、私がこのトレーニングに出会えていたら
私自身、中学時代に「特発性側弯症」と診断された当事者です。
しかし当時、日本にはこの「側弯トレーニング」という選択肢は存在しませんでした。
インターネットもなく情報が限られていた時代、私が手にしたのは「様子を見ましょう」という言葉と、募っていく不安だけでした。
もし、あの診断を受けた瞬間に、このトレーニングが存在していたら。自分の体の個性を知り、自分で背骨を整える術を教えてくれる場所があったなら、私は迷わずそれを選び、どれほど救われただろうと強く思います。
だからこそ、今、同じ状況にいるお子さんや親御さんには、かつての私が切望した「未来への可能性」を届けていきたいのです。

側弯症には「進行するリスク」がある
側弯症の約9割を占める「特発性側弯症」は、原因こそ解明されていませんが、遺伝や体質、さらには特定のスポーツ習慣(バレエやバスケットボール。バドミントン、バレーボール等)など、多くの要因が複雑に絡み合って発症することがわかっています 。
特に注意が必要なのは、女子12歳、男子14歳頃に訪れる「急成長期」です。この時期、骨が急速に伸びる一方で、筋力が背骨を支えきれず、側弯が最も進行しやすいとされています 。痛みがないからと放っておくと、筋力低下とともに変形が強まり、将来的に背部痛や腰痛、さらには肺機能への影響を招くリスクも否定できません 。
「様子見」を「準備」の時間に変える
現在の日本の医療フローでは、コブ角が25度未満の場合は経過観察となり、具体的な運動療法が含まれていないことがほとんどです 。しかし、世界に目を向ければ、早期からの「理学療法的側弯特異的運動(PSSE)」の有効性が認められています 。
私が提供する「側弯トレーニング」は、ただのストレッチではありません。
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3次元的な自己修正: 背骨の曲がり方に合わせ、凹んでいる側を広げ、凸側を締める具体的な方法を学びます 。
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抗重力伸展活動: 重力に負けず、自分の力で背骨を引き伸ばす(エロンゲーション)力を養います 。
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自覚化: 自分の体のクセを脳と体で正しく理解し、日常生活の中で姿勢をコントロールできるようにします 。
今、親御さんにできること
側弯症の進行抑制に働きかけられるのは、骨が柔らかい成長期の今だけです。
中村尚人先生が提唱するように、この分野には指導者の高い責任感と、最新の医学的知見に基づいた継続的な研鑽が不可欠です。
「様子見」の時間を不安なまま過ごすのではなく、お子さんが一生付き合う自分の体を「自分で守る力」を身につけるための「準備期間」に変えていきませんか?
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