心がざわついたりストレスが溜まると?
先週のある生徒さんの帰り際のお話。こんなことをおっしゃっていました。
このお話を聞いて、この生徒さんはヨガの際に、きちんと自分と向き合って自分の心と体を整えられている証拠なのだと思いました。
確かに、その方のヨガをする姿は、とても丁寧で良いヨガの集中状態を作られているなといつも感じています。
ヨガには自律神経を整えるとか、ストレス値を下げるとか、代謝を上げるとか良い効果があると言われていますが、私は科学的に証明し得るものだけじゃないんだろうなと思っています。
きっと科学的には解明できない何か良い力が働いていると。
私は基本的に見えないものをなんでも信じるタイプではないけれど、ヨガをやっていると信じざるを得ない感覚や時間がたくさんあるんです。
ヨガ哲学では、体にプラーナというエネルギーが流れているとされています。
プラーナとは、息や呼吸を意味しますが、ヨガのレッスンの中でインストラクターが口にするプラーナとは”気”とか”生命エネルギー”のことが多いです。
ヨガの哲学者である立川武蔵さんは、「気」は心のエネルギーであり生きているという実感の源でもあると言っています。
この気のエネルギーをコントロールするために、呼吸やアーサナ(ポーズ)があるのです。そしてそのエネルギーのコントロールは不動の心(解脱)を作ります。
ヨガって、生徒さんそれぞれのヨガがあって、みんなが感じ得ているものが少しずつ違うのもとてもおもしろいと思います。
もしプラーナがあるとするなら、みんなそれぞれプラーナの状態は違いますしね。
同じクラスを受けて、それぞれの感想がみんな違う。
心が軽くなった人
体が軽くなった人
むくみがスッキリした人
頭がスッキリした人
などなど。。。
これからも自分のヨガの感覚を大切にしてほしいと思います。
そしてヨガで自分を実感したり、生きているという実感の源に気づいてくれたら嬉しいです。