【脳科学】日常の600倍!?瞑想で起こる「脳内アハ体験」の秘密
年末の瞑想イベントでは、歴史や哲学についても深くお話ししましたが、実はどうしても皆さんに伝えそびれてしまった「驚きの科学データ」があります。
それは、私たちが瞑想しているとき、脳内では「ひらめき」の嵐が起きているという事実です。

瞑想は「連続的なアハ体験」である
皆さんは、何かがパッと分かった瞬間に「なるほど!」と感じる「アハ体験」を覚えていますか?
一時期、脳科学者の茂木健一郎さん監修の元、テレビ番組や書籍が流行りましたよね。
「アハ体験」の瞬間、脳内では「ガンマ波」という非常に速いリズムの脳波が流れています。
最新の脳科学の実験(デーヴィッドソンらによる熟練瞑想者の研究)によると、慈悲の瞑想を行っている最中の脳は、このガンマ波が広範囲で同期し、非常に活性化した状態にあることが分かりました。
その強さは驚くべきもので、なんと日常の300倍から600倍もの長さで「アハ体験」と同じ現象が脳内で起きている可能性があるというのです。
瞑想とは、心を空っぽにする「無」の作業だと思われがちですが、実は脳を最高に明晰にし、直感力やひらめきを研ぎ澄ませる「究極の脳トレ」でもあるのです。
なぜ、瞑想で「ブレない軸」ができるのか

現代社会は情報の洪水です。
私たちの脳は常に外側からの刺激にさらされ、左脳(言語・論理)を酷使して疲れ切っています。
瞑想によって一度言語活動を離れ、脳を「共鳴」した状態へ導くことは、単なる休息以上の効果をもたらします。
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ネガティブ回路の沈静化: 継続的な瞑想は、不安やうつに関連する脳の部位を抑え、喜びや積極性を司る部位を活性化させます。
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行動の準備を整える: 慈悲の瞑想中、脳は「共感」するだけでなく、即座に動ける「行動の準備」を整えていることが分かっています。
つまり、瞑想を習慣にすることで、感情に振り回されず、直感に従ってスッと行動できる「ブレない軸」が強化されていくのです。
2026年、脳をアップデートして歩む
イベントの感想で「理屈が分かるとレッスンに深まりが出る」というお声をたくさんいただきました。
「ただ座っているだけ」に見えるあの時間、皆さんの脳内では300倍ものひらめきが巡り、より温かく、より智慧深い自分へとアップデートされています。
2026年が始まりました。 情報に飲み込まれそうになった時こそ、5分でも10分でも、自分自身の内側へ潜ってみてください。あなたの脳内には、まだ見ぬ「ひらめき」と「平安」の種が、日常の600倍の密度で眠っています。
本年も、科学と智慧の両面から、皆さまの豊かなヨガライフをサポートさせていただきます。