なぜ蓮の花はヨガや仏教でよく使われるの?
ヨガの雑誌やアイテムにはよく蓮の花が使われます。
ヨガスタジオでは、ロータスという文字(英語で蓮)が使われることも多いようです。
お釈迦様が座っているのも蓮の花ですね。
ヨガの歴史を考える上で、ヨガも仏教も同じインドからの流れを受け、共通の教えが多いので、どちらも蓮はとても大事なのです。
この写真のように座るのを『蓮のポーズ』と言います。
ポーズにまでなってる!!
ではなぜこんなにも蓮を重視するのか?
それは、蓮の在り方が私たちの心を象徴していると考えるからなのです。
蓮は泥の中にあっても浄らかな花を咲かせます。
綺麗な池には咲きません。
泥の中にあってこそ綺麗な花が咲きます。
泥の中にあって、泥の影響を受けない、本来私たちはこのような心を持っていると考えます。
ときに、心がドロドロしたように感じても、本当の心は美しいということ。
泥とは、煩悩のことを指します。
貪る心、怒りや、おろかさ。
いろんな心の形があるように感じるけれど、本当の心はただ一つ。
本来の心は一つであり、とても清浄なのです。
だから、ヨガをして、この煩悩を手放そう。
本来の心の在り方を感じよう、ということなのです。
というかね、日々小さな心のとげみたいなものは現れたとしても、
ヨガを行うとか、道を譲るとか、困っている人に声をかけるとか、空を見てきれいだと感じるとか、生活の中でふと健全な心が現れますよね?
それもまた蓮華の心なんですよ。
大それた良い行いでなくていいのです。
ぜひ、日々の中に、穏やかな蓮華の心を見つけてみてくださいね!!