【特別講義 講師紹介】高野山大学学長・松長潤慶先生と私のご縁
高野山ヨガリトリートの大きな見どころの一つが、高野山大学学長・松長潤慶(まつなが じゅんけい)先生による特別講義です。
1200年の歴史を持つ高野山の学術の最高峰である「高野山大学」。そのトップである学長先生から直接講義を受けられる機会は、個人旅行では決して味わえない、このリトリートならではの特別なプログラムです。
今回は、私と松長先生との出会いや、先生の素晴らしいお人柄についてご紹介させていただきます。

「一番笑顔が素敵な先生」を直感で選んだ日
松長先生との出会いは、私が高野山大学大学院に入学し、修士論文を担当してくださる教授を決める時でした。
大学院へ入学が決まると、担当教授の希望届を提出します。当時、私はどの先生のことも存じ上げなかったので、一覧にある先生方のお写真や過去の論文を片っ端から拝見しました。
もちろん、どの先生の研究内容も大変興味深く、それだけで選ぶことはできませんでした。ましてや、どんな専門の先生であれば自分の研究(ヨーガと密教の比較)が深まるのか、当時の私には十分な知識もありませんでした。
そこで私は、論文の内容もさることながら、「一覧の中で一番笑顔が素敵な先生を希望しよう!」と直感で決めたのです。候補として3名を選出し、希望届を提出しました。
副学長室から響く楽しそうな笑い声
希望を出したものの、どの先生が担当してくださるかは分からない状況でしたが、しばらくして大学から「担当教授は松長先生に決定しました」と連絡が入りました。
当時、松長先生は副学長を務めておられました。 「雲の上の偉い先生なのではないか……」と緊張しながら、論文執筆前のご挨拶のため副学長室へ向かいました。
すると、部屋の扉の外まで、学生さんと先生の楽しそうな笑い声が聞こえてきたのです。
ドキドキしながらノックをして部屋に入ると、先生はまさに写真通りの満面の笑みで私を迎え入れてくださいました。副学長という要職にありながら、驚くほど気さくで温かく、張り詰めていた私の緊張は一気に解けていきました。
知識の浅かった私を、温かく導いてくださった恩師
在学中、学術的な知識がまだまだ足りなかった私に対し、松長先生は嫌な顔ひとつせず、何度も何度も丁寧に論文指導をしてくださいました。(もう本当に根気強くサポートしていただき感謝しかありません。)
先生が専門とされる密教の深淵な世界を、初心者の私にも分かりやすく、そして何より「学ぶ楽しさ」を大切にしながら教えてくださったおかげで、私は無事に修士論文を書き上げ、大学院を修了することができました。

先生の講義やお話の魅力は、「圧倒的な専門知識の深さ」と「誰をも包み込む温かいお人柄」が同居している点にあります。
前回の高野山リトリートでも、生徒さんたちからこんな感動の声が寄せられました。
「大学の学長先生と聞いて最初は身構えていましたが、笑顔いっぱいの優しく明るい方で安心しました」 「お話の造詣の深さに感服しました。何を聞いても的確に答えてくださり、これからの生き方のヒントをいただけた、私にとって得がたい機会でした」
秋のリトリートで、本物の智恵に触れる時間を
今回の秋のリトリートでも、松長学長による特別な講義の時間を設けております。
難しい仏教用語を覚える講義ではありません。空海が伝えた密教の教えや「自利利他」の精神を、私たちがこれからの人生を前向きに、自分らしく生きていくための「生き方の道標」として、温かく解き明かしてくださいます。
ぜひ、松長先生の笑顔と温かなお人柄に触れ、心に残る特別な学びの時間を一緒に過ごしましょう。
松長 潤慶(まつなが じゅんけい)先生 プロフィール