聖地・高野山で出逢う、変わらない存在と「必然のご縁」
前回の高野山リトリートでは、私がホストとなり皆様をご案内させていただきました。これまでは旅行や大学院での学びなど、自分のために訪れていた高野山でしたが、「誰かがメインとなり、誰かのために行く」という経験は、私にとって初めてのことでした。
そして実は、もう一つ心の中で静かに意識していたことがあります。 それは、1年半前に亡くなった父と、今年亡くなった祖父への想いも胸にお参りをするということでした。奥之院や金剛峯寺などで静かに手を合わせるとき、私の心の中、そして重ねた掌の中には、いつも父と祖父の存在がありました。
当たり前の日々に感謝を
前回の高野山リトリートにご参加くださった、ある生徒さんのアンケートには、ご自身の生き方やご家族、周りの方々との向き合い方に、とても深い気づきを得られた想いが綴られていました。

高野山という聖地で、密教の智恵に触れ、自分の心や身体と向き合う時間を重ねる中で、その生徒さんはアンケートにこのような素晴らしい想いを綴ってくださいました。
「今まではあたり前の日々に感謝の気持ちが持てました。生きている事、生かされている事がとても有難いことだと思います。自分の周りの人々(ご先祖様、家族、友人、ご近所)がいて自分が存在し支えられていること……山梨に住んで自然のありがたさ大切さを感じています」
感謝したい「周りの人々」の中に、「ご先祖様」という言葉が入っているのがとても印象的でした。 目には見えなくても、確実に存在していた大切な方々。ご先祖様がいなければ、こうしてヨガをする自分も、高野山の澄んだ空気を感じている自分も存在しません。自分を支えてくれる見えない存在へ感謝の心が持てることは、自然と周りを思いやる「利他の心」にも繋がっていくのだと実感します。
家族との別れを通して気づいた「繋がり」
私自身、家族との別れという体験を通して痛感したのは、「二人(父と祖父)の存在こそが今の私を作り上げてくれている」ということでした。今の私の存在性は、二人を除いては語れません。
二人から受け取ったすべての教えや注いでもらった愛、そしてこれまでに私が出逢ってきた数えきれない人々、TSUNAGUで共に時間を過ごしてくださっている生徒の皆様、家族……。すべての「縁」が繋がり合い、織りなされて実現したのが、あのリトリートの時間でした。
この旅は私にとっても、大切な家族への感謝を深め、自分自身の足元を整えるかけがえのない節目となりました。
「これまで」に感謝し、「これから」を育む旅へ
皆様の中にも、ご家族や大切な方を亡くされたり、人生の転機を迎えたりしている方がいらっしゃるかもしれません。その喪失感や戸惑いは、時間が簡単に解決してくれるものではありませんし、無理に消し去る必要もないものです。
けれど、高野山という伝統と歴史に守られた静寂の地で、密教の智恵に触れ、瞑想やヨガを通じて心と身体を整える時間は、過去のすべての出来事や出逢いを「温かい感謝」へと昇華させ、これからの人生をより豊かに生きていくための「智恵」へと変えてくれる力があります。

「いつか高野山へ行ってみたかった」という方、ご自身の人生を少し立ち止まって見つめ直したい方、そして大切な人との絆やご先祖様との繋がりを再確認したい方。
秋の高野山で、この必然のご縁に包まれながら、素晴らしい時間を分かち合えることを心より楽しみにしています。自分自身とじっくり向き合う時間を、ぜひご一緒しましょう。
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【秋開催】ヨガリトリート~1200年の聖地で、真の自分と出会う3日間~
【ヨガインストラクター 手塚えりか】 整体師歴22年、ヨガインストラクター歴18年。ヨガが好きすぎてインド哲学を学ぶため高野山大学大学院(密教学専攻)修士号取得。ファンクショナルローラーピラティスベーシックインストラクター、マタニティヨガ、アスリートヨガ指導、瞑想指導者資格保有。ファンクショナルローラーピラティスベーシックインストラクター。年間延べ9000人ほどの生徒を指導。 山梨県昭和町 yogaschoolTSUNAGU:
https://tsunagu-yoga.com/