【日常哲学】渋滞のイライラを、「アヒムサ(非暴力)」に変えるヒント
山梨での生活において、車は切っても切れない存在ですよね。
通勤や買い物、お子さんの送迎など、毎日ハンドルを握らない日はありません。しかし、だからこそ避けられないのが「渋滞」や「予期せぬ交通状況」によるストレスです。

特に夕暮れ時、バイパスの渋滞にはまったり、前の車が急な動きをしたりすると、ふっと心の中にトゲのようなイライラが湧いてくることはありませんか?
「早く帰らなきゃいけないのに」「どうしてこんなに混んでいるの?」……。
その瞬間、私たちの呼吸は浅くなり、肩には力が入り、心は攻撃的なモードに切り替わっています。
昨日、レッスンへいらしてくださった生徒さんは、狭い道で対向車とすれ違う際に、相手がわざわざ窓を開けて文句を言ってきたそうです!!
ほんと余裕がない人が多い。。。
日常の「アヒムサ(非暴力)」
ヨガの根本的な教え(八支則)の最初に「アヒムサ(非暴力)」という言葉があります。
これは「殺生をしない」という強い意味だけでなく、もっと身近な「自分や他者に対して、思考や言葉、行動で傷つけない」という教えです。
実は、渋滞の中で前の車に対して「早く行ってよ!」と心の中で毒づいているとき、私たちは真っ先に自分自身の心を攻撃しています。怒りの感情は、相手に届く前に自分の血圧を上げ、筋肉を強張らせ、自律神経を乱します。つまり、自分自身に「暴力」を振るってしまっているのです。
では、渋滞の中でどう「アヒムサ」を実践すればいいのでしょうか。
まずは、ハンドルを握る指先の力をふっと抜いてみてください。
そして、奥歯の噛み締めを解き、鼻から深く大きな呼吸を一つ。
車内という密室は、実は誰にも邪魔されない極上の瞑想空間になり得ます。(あぶないから目は開けておいて!w)
次に、少しだけ想像力を広げてみます。
「前の車の運転手さんも、もしかしたら仕事で疲れているのかもしれない」
「隣のトラックの人は、遠くから荷物を運んでくれて、私たちの生活を支えてくれているんだな」。
そう思えた瞬間、心のトゲはスッと消えていきます。
渋滞という状況は変わりませんが、あなたの心は「戦いの場」から「安らぎの場」へと戻ってくることができます。
「急いでいる自分」を責めず、かと言って周囲を攻撃せず、ただ「今はここに居るしかないんだな」と現状を受け入れること。
これも立派なヨガの実践です。
今日、もし渋滞にはまったら、イライラをぶつける代わりに、自分を労わる深い呼吸をプレゼントしてあげてください。安全運転で、穏やかな心を保つこと。
それがあなた自身への最高のギフトになります。

ちなみに、最近私の友人が首都高でニュースになるような大きな事故を起こしてしまい、その話を聞いて、『気を引き締めないと!!』と思ってます。車は大破したのに、友人はたんこぶで済むという奇跡。ほんと良かった!!
私も、運転時も「アヒムサ」を心掛けたいと思います。