大学院を卒業して、これからのこと
この度、無事に大学院を卒業し、修士位をいただくことができました!!
長かった。。。
でも、まだまだ大学で学びたい科目があったなーとさみしく感じています。

大学院に入学を決めたのは、それまで学んできた様々なヨガ哲学に関する知識をきちんと迷いなく伝えたいと思ったからでした。多額の費用をつぎ込んで、業界ではわりと有名な方々の講座に参加してきました。そこでの終了証などもいただいたのですが、それぞれの先生で言うことが違うとか、理解が深まらないとか。。。ずっとモヤモヤしていました。
あと、ずっと感じていたのは、ヨガインストラクターという職業に対して、差別的にみられることが多く、職業地位が決して高くないことを実感していたからでした。
大学院に入学してみると、学びの厳格さ、正確さの重要性を知り、ヨガ哲学だけでなく、学び方の知識を得ることができました。これは大学院に行かなければ絶対に手に入れられなかった知恵でした。
高野山大学は密教大学なので、インド哲学だけでなく、むしろ仏教がメインです。修士論文のほかに必須単位の取得のため、仏教に関わる多方面から学ぶことができて視座が広がったと思います。
例えば、「仏伝」、ブッダがどのように仏教を広めたのか、どんな人だったのか、仏伝が時代とともにどう変化したのかなど、この単位を取得があるから知れたことでした。ちなみに、仏伝は時代によってその時々の弟子によって、その時代にキャッチ―な内容に変化したと考えられます。人も時代によって変わっていくことが仏伝を通してよくわかる授業でした。
この時代による注目度の変化は、『ヨーガ・スートラ』にも見られることを考察できるヒントとなりました。
『ヨーガ・スートラ』ができたのは2世紀から4世紀、この間に付け足されたと考えられる部分がいくつかあります。
学んだことのアウトプットはまた別のコラムに改めて書きますが、とにかく、どの科目も深い学びを与えてくれました。
これからどうする?
これからのことを少しずつ考えて動き出しています。
まずは、身体のことについてまた学びを深めていこうと思います。
私は特発性側彎症なので、それに特化した講座に参加することを決め、お問合せの多い側彎症についてパーソナルレッスンができるように改めて勉強しようと思います。
そして、高野山大学で学んだことは、「利他」。
これを実践していくためにこれから何ができるか考えていきたいと思っています。
ヨガがどこかの誰かや自然環境、社会問題について一助となるような仕組み作りができたら嬉しいです。
自分の学びを社会のために使う。
これが、これからのyogaschoolTSUNAGUのテーマの一つにしていきたいと考えています。
もちろん、生徒のみなさんにはこれまで通りにヨガを楽しんでいただくことを提供していきます。
むしろ今まで以上に感謝を込めてレッスンに向き合っていきます。
ますます精進して、ヨガをもっともっと好きになってもらえるようにがんばります!
これからもよろしくお願いいたします。