変化してしまう物差しでは正しい計測はできない~自己肯定感について~
こんにちは!!山梨県昭和町にあるヨガ教室yogaschoolTSUNAGUインストラクターの手塚えりかです。
哲学とは、物事の真理を追究することです。
では真理とは?
「どんな条件(時と場合と場所etc...)においても変わることのない道理」のこと。
そして、様々な計測器もまた、どんな条件下においても変化しないからこそ、何かを計ることができますよね。だからこそ、その値を私たちは信用できる。
では、自分の中にある物差しはどうでしょう?
時と場合と場所、条件が変わっても、同じ計測ができる物差しを持っていますか?
どんな条件でも変わることのない物差しを「真理の物差し」と呼ぶことにしましょう。

「本当の自分がわからない」「何だか満たされない」と感じる時、それはもしかしたら、この「真理の物差し」ではない基準で自分を測ろうとしていることが原因かもしれません。
SNSやテレビには、きらびやかに見える情報が溢れています。
多くの人が成功や幸福をアピールし、それがまるで絶対的な価値基準であるかのように映ることもあるかもしれません。
しかし、それらは特定の「時と場合と場所」の条件のもとでしか成り立たない、相対的な価値観に過ぎない。
だからこそ、そうした情報を「真理の物差し」で測る必要はありません。
ましてや、それらと自分を比べて、自分自身を卑下してしまう必要など、どこにもないんです。
真理の物差しで測るべきは、他者の成功や表面的な幸せではなく、あなた自身の内側にある、どんな状況でも変わらない本質的な価値です。
ヨガの実践が、まさにこの「真理の物差し」を自分の中に育む助けとなることをヨガ哲学が説いています。
外界の基準に惑わされることなく、呼吸や瞑想を通じて、心の奥底にある普遍的な自己と向き合うことで、自分自身の真実を見つけられると思います。
このコラムが、皆さんが自分自身の「真理の物差し」を見つけて、より満たされた人生を送るための一助となれば幸いです。