家族の介護と自分の時間
私には、介護とまでは言えないですが、少し助けが必要な家族がいます。
週に何回か実家に行って、家事をしたり、頼み事を聞いたり。
トイレもお風呂も自分で行けるので、そういう意味では介護ではないのだろうけど。
まさか自分がこんなに早く家族の世話を気にしながら生活することになるとは。
自宅の家事もできてないのに、実家で家事をするとか。
なんなら実家の方が綺麗になっていくw
わたしの家族は昔から関係性があまり良くなかったので、こういうことでもないと家族との時間は取れなかったかもしれません。
私が今こうして好きなことをして生きていられるのも、親のおかげだから、そこは本当に感謝しているし、自分のできることはこれからもやっていこうと思っています。
自分以外の人のことに時間を費やしたり、気持ちを向けたり。
常に頭の片隅にあって何かと言えば思い出す。
自分のことだってやらなくちゃいけないのに、人のことまでやっていたらどんどん時間がなくなっていく。
自分と向き合う時間を意識的に作らないと、安定した心の感覚や、心の落ち着きが薄れていくような気持ちになることに気づきました。
なんでも楽しんでできる余裕を常に持っていたい。
同じことをするにも、嫌な気持ちでやるより、楽しんでやりたい。
じゃあどうする??
自分の心を取り戻すために、自分なりの方法を知っているってとても強みになります。
だから、自分のためにも、家族のためにも、健やかであるために、こんなときこそヨガだと改めて感じています。
ある生徒さんがとても久しぶりにクラスに復帰されました。
ヨガから離れている期間、お母様の介護をされていたそうです。
お母様は施設に入られたそうですが、施設に入っていても呼び出しがいつ来るかわからないと。
なんとなく自分のことだけをやるのが後ろめたかったと。
でも、自分自身が笑顔でいることをお母様が喜んでくれて、笑顔のためにも自分の健康のためにもヨガをやりたいとおっしゃていました。
お母様のことばかりで自分と向き合えていなかったから、ヨガで自分と向き合ったあとお母様と会うととても暖かく感じると。
この生徒さんやお母様の笑顔にヨガを通してつながれたこと、本当に嬉しく感じました。
誰のためでもない、自分の体と自分の時間。
誰かのために使うとしても、何よりも自分の心や体が元気であることがとても大切だと思うんです。
ヨガで自分の心を癒し、誰かのために使えるパワーを充電する。
もしくは、ヨガで心も体もリセットする。
そんな時間のお手伝いができたらうれしいです。