自然の中に身を置いて思うヨガの教え
1月の末から1週間ほど、レッスンをお休みしてボリビアのウユニ塩湖へ行ってきました。
いつか絶対に行くと決めていた旅をようやく実現することができました。
ウユニ塩湖は信じられないほど美しく壮大な景色でした。
しばらくその場から動けないほどの感動を味わいました。
じっと空を見ていると、留まることのない雲の流れに気づきました。
何枚写真を撮っても全くとして同じ空の様子はありません。
そんなウユニ塩湖の空を見ながら、ヨガの教えにある『諸行無常』
を思い出しました。
この言葉は、ヨガの教えの中でも一番と言っていいほど好きな言葉です。
『諸行無常』とは、この世には常に同じものはなく、つねに変化しているという意味です。
この空のように、時は常に流れ続け、一瞬一瞬が過ぎ去っているのです。ウユニ塩湖の空が私に改めて教えてくれているようでした。
私がヨガに救われたのはまさにこの哲学でした。
例えば、辛いことがあったとしても、それはもう過ぎ去った出来事であり、常に時間は未来に向けて進み続けています。
心が沈んでいるときでも、すべてはどんどん変化しています。それは、季節であったり、時間であったり、体の中も常に変化しています。だから、心だけ置きざりにせずに、常に変わり続けている全てに気づくためにもヨガを実践してほしいと思います。
生徒さんの中には、不思議と心が軽くなりましたと喜んでお帰りになる方も少なくありません。
忘れがちな『今』を大切に、与えられた全ての時間を輝かせていきたいですね。
*ウユニ塩湖珍道中は別のコラムにて紹介します♪