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「いただきます」の本当の意味に出会う旅。高野山ヨガリトリートレポート

 

こんにちは!!山梨県昭和町にあるヨガ教室yogaschoolTSUNAGUインストラクターの手塚えりかです。

 

 

先日、2泊3日の「秋の高野山ヨガリトリート」から無事に帰ってまいりました。

澄んだ秋空と紅葉の気配が漂う聖地で、参加者の皆さんと共に深く心と身体を調律する、かけがえのない時間を過ごすことができました。

 

今回の旅の始まりは、高野山の麓に鎮座する丹生都比売(にうつひめ)神社からでした。

 

 

高野山の総鎮守であるこの場所は、とても清らかで、同時に包み込むような優しい気に満ちています。

境内を歩きながら皆でお参りをするうちに、日常の慌ただしさから自然と心がほどけ、皆さんの表情が柔らかくなっていくのを感じました。

いわゆる”気が良い”という場所とはまさにこういう場所のことをいうのだと思います。

心も澄み渡る、柔らかく安心感を与えてくれる場所というのか、もしくは、優しい空気に癒される場所というのか。。。

とにかくそんな素晴らしい神社でした。

 

その後、高野山に入ると空には雨雲が広がり、一時は雨がパラついていました。

外ヨガを予定していたため天候を心配していましたが、いざ芝生の上で呼吸を整え始めると、不思議なことに雨が止んでいきました。

時折、雲の合間から光が差し込み、澄んだ秋の空気を胸いっぱいに吸い込みながら身体を伸ばすことができました。

そしてヨガを終えてバスに乗り込んだ途端に再び雨が降り始めるという、まるで自然に応援されているかのような穏やかなお導きをいただく時間となりました。

 

 

ちなみに、弘法大師空海は、世界中の色んな場所にいて祈りを続けているといわれていますが、雨の日だけは高野山にいるのだそうです。

前回もそうでしたが、リトリートの間に1日でも雨の日があると、弘法大師空海に本当に迎えていただけている気がしてとても嬉しく感じます。

 

参加者と松長先生の距離も近くなった今回のリトリート、テーマは「いのち」

今回のリトリートは少人数での開催だったこともあり、高野山大学の松長潤慶学長との距離感もぐっと近いものとなりました。前回の「利他」というテーマに続き、今回はひらがなで表す「いのち」についての講義と座談会を行っていただきました。

その対話の中で、特に心に深く残ったお話があります。それは、精進料理をいただく前の「いただきます」についての問いかけでした。 学長先生から「『いただきます』とはどういう意味でしょうか」と問われた際、生徒さんが「命をいただくということです」と答えられました。まさにその通りなのですが、学長先生はさらにこう続けられました。

 

「では、私たちはこれまでの人生で何回『いただきます』と言い、どれほど多くの命をいただいてきたでしょうか」

 

私たちは決して自分一人の力だけで大人になったわけではなく、自然の恵みや社会、周囲の環境に支えられ、無数の命を受け取ることで「生かされて」います。

分かっていたつもりでも、日頃つい習慣として口にしてしまいがちな「いただきます」の重み。

これまでの人生で受け取ってきた膨大な命のつながりに思いを馳せたとき、参加者の皆さんもハッと息を呑み、静かに手を合わせる所作そのものが変わっていくのではないかと思います。

 

 

いのちについてののディスカッション

また、夜の座談会では、参加者の皆さんそれぞれが学長先生と語り合う時間を設けました。 早くにお子さんを亡くされた経験を持つ方、養子を迎えられた方、言葉には出さずともそれぞれが胸の奥にさまざまな背景を抱えて生きておられます。

異なる人生を歩んできた一人ひとりの時間が今この瞬間に交差し、こうしてご縁が結ばれていることの尊さを、改めて深く実感する夜となりました。

 

 

最終日には、1200年間毎日続けられている奥之院の神聖な儀式「生身供(しょうじんぐ)」を拝観しました。杉木立が連なる参道をご案内しながら歩みを進め、弘法大師へ食事をお届けする厳かな儀式を目の当たりにしました。

3日間の旅の締めくくりでありながら、奥之院の清らかな静寂に触れることで、疲れどころか歩くほどにエネルギーが満ちていくような感覚を、皆さんと共有することができました。

 

 

ヨガは、マットの上でポーズをとる時間だけを指すものではありません。

人間に与えられた五感を使って大自然の息吹を感じること、いただく命に感謝して食事を味わうこと、そして目の前の人とのご縁を丁寧に受け止めること。

そのすべてが、日常を豊かに生きるためのヨガの実践です。

今回ご一緒してくださった皆さま、温かい学びを授けてくださった松長学長、そして快く送り出してくださった関係者の皆さまに、心より感謝申し上げます。

 

この高野山での豊かな学びと静寂の体験は、また来年のリトリートへと大切につなげてまいります。皆さまと再び聖地でご一緒できる日を、今から楽しみにしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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